レバレッジ型ETF、インバース型ETFは長期投資には向かない

ETFには、レバレッジ型やインバース型など、特殊な値動きをするように運用されているものがあります。

これらのETFは、指数が上昇すれば、単純にその分だけETFの基準価額も上昇するというものではありません。このようなETFに投資をする際には、必ずその特徴を理解した上で行うようにしましょう。

レバレッジ型ETFとは

レバレッジ型ETFとは、レバレッジ指数に連動するように運用されるETFです。

レバレッジ指数は、対象となる指数の変動率に一定倍率をかけた値動きを示すもので、TOPIXレバレッジ(2倍)指数であれば、TOPIXの変動率の2倍の変動率で動きます。例えば、TOPIXが5%上昇すれば、TOPIXレバレッジ(2倍)指数は10%上昇することになります。

TOPIXレバレッジ(2倍)指数に連動するように運用されるETFは、TOPIXの変動率の2倍の変動率で動きますので、それだけ大きなリターンを期待できますが、その反面大きなリスクを背負うことになります。

インバース型ETFとは

インバース型ETFとは、インバース指数に連動するように運用されるETFです。

インバース指数は、対象となる指数とは逆の値動きを示すもので、TOPIXインバース(-1倍)指数は、TOPIXの変動率の-1倍の変動率で動きます。例えば、TOPIXが5%下落すれば、TOPIXインバース(-1倍)指数は5%上昇し、TOPIXが5%上昇すれば、TOPIXインバース(-1倍)指数は5%下落することになります。

このように指数が下落すれば、インバース型ETFは上昇しますので、インバース型ETFに投資をすることで、株価の下落局面でも利益を得られるという特徴があります。

長期投資には向かない

レバレッジ型、インバース型とも、TOPIX等の指数の前日比変動率に2倍やー1倍といった一定倍率をかけた変動率になります。つまり、指数自体が複利の変動を見せるので、TOPIX等の指数が上昇や下落を繰り返し、元の水準に戻ったとしても、レバレッジ指数、インバース指数は元の水準とは異なった値となります。

例えば、ある指標の今の水準が100で、2日目に110となり、3日目に100に戻ったケースを考えてみると、レバレッジ指数とインバース指数は以下のような変動を見せ、3日目でも1日目と同じ水準とはなっていません。

  • インデックス…1日目:100→2日目:110(+10%)→3日目:100(-9.1%)
  • レバレッジ指数…1日目:100→2日目:120(+20%)→3日目:98.2(-18.2%)
  • インバース指数…1日目:100→2日目:90(-10%)→3日目:98.2(+9.1%)

このようにレバレッジ型、インバース型のETFは、複利効果のためインデックスとは乖離した変動を見せますので、決して長期投資に向いたものとは言えません。レバレッジ型、インバース型のETFを売買するのは、あくまでも短期的な投資の場合のみにしておきましょう。

2013年2月17日
カテゴリー:投資信託・ETF

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