インデックス投資ではトラッキングエラーに注意

投資先のインデックスファンドやETFを決める時には、そのファンドのトラッキングエラーに注意しなければいけません。

トラッキングエラーとは、ポートフォリオのリターンとベンチマークのリターンとの乖離のことです。つまり、トラッキングエラーはファンドの値動きとベンチマークとなるインデックスの値動きとの間にどれ程の差があるかを示したものということになります。

トラッキングエラーは小さい程良い

トラッキングエラーが大きければ、ファンドのリターンとベンチマークとなるインデックスとの間の差が大きいということです。逆に、トラッキングエラーが小さければ、ファンドのリターンとベンチマークとなるインデックスとの間の差が小さいということになります。

インデックスファンドは、市場平均と同様の運用成績を目指していることから、ベンチマークとなるインデックスとのトラッキングエラーが小さくなるように運用されており、トラッキングエラーが小さいファンドほど、パッシブ運用、つまりインデックス投資に向いています。仮にトラッキングエラーが大き過ぎると、市場平均とは連動していないということになりますので注意が必要です。

トラッキングエラーが小さければ、インデックス投資の精度は高まる

アクティブ運用を行う場合には、投資先を決定するファクターとして、ファンドのリターンやシャープレシオを重視しますが、パッシブ運用を行う場合には、これらの指標よりもトラッキングエラーの大きさに目を向けるべきです。
極端なことを言えば、投資先のファンドのトラッキングエラーが大きいと、インデックス投資をしていたつもりが、市場平均とかけ離れた値動きをしており、全くインデックス投資になっていなかったということにもなりかねません。

インデックスファンドやETFからトラッキングエラーは切っても切り離せません。どれ程優れたファンドでも大なり小なりトラッキングエラーは発生します。
トラッキングエラーが発生したことで、ベンチマーク以上のリターンが出るという可能性もあるのですが、それは結果論に過ぎず、ベンチマーク以下のリターンとなることも当然のことながらあります。
トラッキングエラーの発生がプラスに働くかマイナスに働くかは分かりませんが、トラッキングエラーが小さいファンド程信用できるということは確かですので、インデックス投資を行う際には、投資先のトラッキングエラーの大きさに注目しましょう。

2012年11月4日
カテゴリー:投資信託・ETF

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