銘柄入れ替えがインデックスファンドに及ぼす影響

低コストで初心者でも簡単に投資ができるのが、インデックス投資の魅力ですが、心配な点がひとつあります。
それが、ベンチマークの銘柄入れ替え時の価格の変動です。

銘柄入れ替えの影響とは

ベンチマークとなる指数に銘柄入れ替えや銘柄の構成比率に変更があった場合には、当然、それに従ってファンドも銘柄の入れ替えや構成比率の見直しをします。

ファンドは、新しく株式指数算出の対象となる株式銘柄を買い、株式指数算出の対象から外れる株式銘柄を売ることになります。構成比率に変更があった場合にもウエイトの調整をするために売買を行います。

銘柄入れ替えが行われるということは、インデックスファンドから買われる銘柄と売られる銘柄が明らかになっているのと同じことです。
新しく株式指数算出の対象となる株式銘柄は、インデックスファンドから買われることになるため、銘柄入れ替えは株価の上昇要因となります。
逆に、株式指数算出の対象から外れる株式銘柄は、インデックスファンドから売られることになるため、銘柄入れ替えは株価の下落要因となります。

つまり、ベンチマーク指数の銘柄入れ替えや構成比率の変更が行われた場合、インデックスファンドの基準価額が不当に上昇したり、下落したりする可能性があります。銘柄入れ替えがインデックス投資家に悪影響を及ぼすリスクがあるということです。

コバンザメ投資家の存在

ちなみに、銘柄入れ替えに伴う対象銘柄の株価変動を見越して売買を行う投資家を「コバンザメ投資家」と呼んだりします。
株価上昇を見越して、指数に組み入れられる銘柄を買っておき、上がったところで売るといった取引を行い、利益を得ます。

もちろん、必ず利益を得られるトレード法ではありませんが、このようなコバンザメ投資家の行動も相まって銘柄入れ替え時には株価の変動が起こる傾向にあります。

ニュースには敏感に

銘柄入れ替えに注意しろと言っても、インデックスファンドを積み立てている個人投資家のような小口投資家は、銘柄入れ替えに伴う株価変動をどうすることもできません。ただ見ていることしかできないのです。
しかし、銘柄入れ替えが行われる場合、その実施を知らずにいると、市場のノイズとも言えるような価格変動に振り回されかねません。
投資家は、市場のニュースを逃さないようにアンテナを張り巡らせておく必要があります。

2012年10月2日
カテゴリー:インデックス投資

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