国内ETFと海外ETF(海外ETFのメリット・デメリット)

低コストが魅力のETFですが、日本国内で取引できるETFは、国内ETF海外ETFの2種類に分けられます。

国内ETFと海外ETF

国内ETFは国内の証券取引所に上場されているETFで、海外ETFは海外の証券取引所に上場されているETFのことを言います。
海外ETFの上場先は、ニューヨーク証券取引所に上場されているものや香港証券取引所に上場されているもの等様々です。
また、国内ETFは円建て、海外ETFは外貨建てです。ニューヨーク証券取引所に上場されているものは米ドル建て、香港証券取引所に上場されているものは香港ドル建てとなります。

どちらも仕組みは同じ

国内ETFも海外ETFも、その仕組みや性質等に違いはありません。
基本的には、取引される市場が異なるだけと考えれば良いと思います。
取引される市場が異なると言っても、我々日本の投資家は国内の証券会社を通して、国内ETF同様に海外ETFを購入することができます。

海外ETFのメリット

基本的な仕組みは国内ETFと変わらない海外ETFですが、海外ETFならではの特徴もあります。

実績と純資産

海外ETFには長い歴史と実績があります。
そのため、純資産総額も大きく安定した運用が期待できます。
国内ETFはまだまだ発展途上で、トラッキングエラーも海外ETFに比べ大きいことがあるため、現状では、海外ETFの方が国内ETFよりも信頼の置ける存在と言えるでしょう。

投資対象が豊富

また、様々なアセットクラスに投資できることも海外ETFの大きな特徴です。
国内ETFの投資対象も日本国内のアセットクラスだけという訳ではありませんが、特に海外資産に投資する商品の豊富さは、海外ETFに圧倒的に分があります。

海外ETFのデメリット

海外ETFを購入する上で、最も注意が必要なのがコストです。
信託報酬は国内ETFと同様に割安ですが、他の手数料は割高になるということを知っておかなければなりません。

取引手数料

海外ETFは国内株式と同様の取引手数料を負担する国内ETFとは異なり、海外株式と同様の取引手数料を負担することになります。
海外株式の取引手数料は国内株式よりも割高で、SBI証券を例にとると、米国株式を取引する場合、1,000株までの取引では26.25米ドルの取引手数料を負担しなければなりません。1米ドルを80円とすると、1回の取引で2,100円の取引手数料がかかってしまうということです。
海外ETFを売買する場合も、これと同額の手数料が必要になってきます。

国内ETFでも当然、取引手数料がかかりますが、これ程高額にはなりません。
同じくSBI証券を例にとれば、100万円までの取引をした場合では639円の取引手数料で済みます。

為替手数料

海外ETFは外貨建ての商品ですので、取引をする場合には外貨を準備する必要があります。
米ドル建てのETFであれば、米ドルを準備しなければなりません。
我々日本人が米ドルを準備するには、円を米ドルに両替することになりますが、この時に必要になるのが為替手数料(為替スプレッド)です。
例えば、SBI証券では、1米ドルあたり25銭の為替手数料が必要になります。ということは、10,000米ドル準備する場合に2,500円(10,000米ドル×0.25円)の為替手数料を負担しなければならないことになります。

リレー投資先としての魅力

海外ETFはコストが割高なため、玄人好みの商品と言えるかもしれません。ただ、その豊富な投資先が魅力であることは事実ですし、トラッキングエラーの少なさや純資産総額の大きさから、国内ETFよりも運用が安定していると判断されるため、多くのインデックス投資家から指示されています。
インデックスファンドの積立額が増えてきたら、リレー投資先として国内ETFとともに海外ETFを考慮してみると良いでしょう。

2012年9月23日
カテゴリー:投資信託・ETF

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