分配型投資信託が長期投資に向かない理由

投資信託の中には分配型投資信託といって、定期的に分配金が受け取れるものがあります。

分配金とは

分配金とは、投資信託を運用する過程で生まれる収益を投資家に分配するもので、株式で言う配当金のようなものです。
投資信託が運用している株式の配当金や債券の利子収入(インカムゲイン)、また株式や債券等の売買益(キャピタルゲイン)が分配金の主な原資となります。

分配金が出ない投資信託の場合は、この分配原資に該当する収益は信託財産として蓄えられることになります。

逆に、分配金を出すということは、その分の信託財産が減っていくということです。
ということは、投資信託の基準価額も下がります。

分配金は複利の効果を失わせる

長期的な運用を考えた場合、分配金が出る投資信託では、せっかくの収益を分配金として受け取ってしまうために複利の効果を得られなくなります。
これは、分配型投資信託の大きなデメリットです。

また、分配金は投資信託の運用から生まれた収益以上の金額が支払われることもあります。

こうなってしまった場合、信託財産が分配金を出す度に減っていってしまい、基準価額がどんどん下がってしまいます。
収益以上に支払われた分配金は、投資家が投資したお金が払い戻されているだけということになります。

このような点から、分配型投資信託は長期投資に適しているとは言えません。
長期投資をする場合には、分配型投資信託を用いるのは避けた方が良いでしょう。

2012年9月17日
カテゴリー:実践インデックス投資

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